ペットシッターとは、ペットを飼い主さんの自宅でお世話することです。

ホテルなどに預けると体調が悪くなったり、外で預けるのが不安な飼い主さんにおすすめのペットシッター。

生活環境が変わらないことが非常に魅力的です。

もちろん預けるだけではなく、散歩や食事なども頼むことができます。

ペットシッターを仕事にしている人で、いずれは開業したいと考えている人もいると思います。

どうやって開業したらいいのか、収入はどうなるのかなど、この記事でチェックしていきましょう。

ペットシッターとして開業するためのステップ

ペットシッターとして独立・開業するために必要な準備を解説します。

大切な手続きばかりなので必ずチェックしてくださいね。

自治体への登録

個人事業主としてのペットシッターは誰でもすぐになれるというわけではありません。

動物愛護管理法に沿った手続きが必要になります。

ペットシッターとして開業するには、「第一種動物取扱業」の登録をしましょう。

登録の申請を行って審査に通過すれば、ペットシッターとして開業することができます。

ただし、一定の基準をクリアしている必要があるので以下の点をチェックしてください。

  • 事業所に資格要件を満たした動物取扱責任者を配置すること
  • 事業所にてペットの世話を担当する従業員も動物取扱責任者と同様の資格条件を満たしていること

この基準は地域によって若干違うこともあるので、各都道府県にある動物愛護センターで確認しましょう。

また、登録をしない状態でペットシッターの仕事をすると、動物愛護管理法違反となります。

罰金処分がくだるので気をつけてください。

ペットシッターになるために必要な「動物取扱業責任者」を取得するためには、以下のいずれかを満たしている必要があります。

  • 半年以上の実務経験がある
  • 畜産系の学科や動物専門学校など関連する学校を卒業している
  • 資格要件として容認されている試験に合格している

「ペットシッター士」や「トリマー」の資格があると非常にスムーズです。

開業するにはさまざまな準備が必要なので、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。

開業届と確定申告

個人事業主としてペットシッターを開業するためには、開業届と確定申告が必要になります。

ペットシッターに限らず、個人事業を始めるときに必要な手続きなので必ず行いましょう。

基本的には、事業を開始した日から1ヶ月いないに税務署に申請する必要があります。

保険への加入

絆創膏

ペットシッターは動物の命を預かる責任重大な仕事です。

動物を扱うため不慮の事故も起きかねません。

「お散歩中他人に噛み付いてしまった」

「交通事故に巻き込まれた」

など防ぎようがない事故もありますよね。

実費になってしまうと普段が大きいので、万が一のために保険に加入しておきましょう。

もちろん保険に入らないと開業できないわけではありません。

ただ、保険に入っていることは信頼にもつながります。

お客様の安心も獲得できるので、人気のペットシッターさんは保険に入ってる人がほとんどのようです。

ペットシッターの保険はさまざまですが、日本ペット事業者支援協会では月々4,235円(※1)のペット事業者賠償責任保険を提供しています。

金銭的な負担が少なく幅広い対応が魅力なので、ぜひ検討してみてください。

※1 日本ペット事業者支援協会。

ペットシッターとして開業と運営にかかる費用

ここからはペットシッターとして独立・開業するときにチェックしておきたいポイントについてご紹介します。

開業してから失敗してしまわないよう、大事なポイントをおさえていきましょう。

第一種取扱業の登録料について

「第一種動物取扱業」の登録料は15,000円です。

さらに、訓練の申請を行う場合は上乗せで12000〜15000円の資金が必要になります。

保険代や消耗品の費用を視野に入れる

保険代や消耗品を大まかに計算して視野に入れることが大切です。

ペットシッター保険代へ加入すると、毎月一定の金額がかかります。

維持費や交通費などはそれぞれの規模感によって変わってきます。

ペットシッターとして伺う範囲によって交通費が変わってくるので気をつけましょう。

また、名刺や書類などの消耗品も視野に入れてくださいね。

ホームページの作成については、自分自身でも行うことができます。

会社に依頼した場合は維持費もかかるので確認が必要です。

最初は経費がかさむので注意

契約書や名刺などある程度の書類の準備が必要です。

そのため開業準備での経費がかかるので気をつけましょう。

また、集客のためのチラシ作成なども必要になります。

どこに注力するかでかかる経費も変わってきます。

ペットシッターとして開業した後の集客方法

ペットシッターを開業しても、勝手にお客様が集まってくるわけではありません。

主な集客方法は大きく分けて2つあります。

1つ目はチラシを使って集客する方法です。

チラシ作成やポスティングは自分自身でもできますし、もちろん会社に依頼して作ってもらうことも可能です。

メリットはポスティングした人の手に必ず渡ること。

デメリットは内容を深く読まないまま捨てられてしまう可能性があることです。

2つ目はホームページを使って集客する方法です。

インターネットを使うことでより多くの人に見てもらえる可能性があります。

ただし、検索で上位に引っ掛からなければ見つからない可能性もあるので要注意。

掲載方法や広告の繋げ方で大きく変わってきます。

ペットシッターをゼロから始める場合は、集客が大事になってくるので力をいれましょう。

とにかく多くの人に知ってもらうことで、ペットシッターとしての仕事が成功しやすくなります。

ペットシッターとして開業するために大切なポイント

ペットシッターはリピーターが見込める仕事です。

最初の打ち合わせから最後飼い主さんの手元にペットが戻るまで、丁寧に仕事をすることでリピーターに繋がります。

大切なペットを預ける飼い主さんにとってコミュニケーションは大事なポイントです。

コミュニケーションがうまくとれるかどうかで、ペットシッターに対する信頼度が変わります。

リピーターの獲得は安定した収入につながる重要なポイント。

一人ひとりの飼い主さんとペットに対して、親身になって接するように心がけてください。

ペットシッターは個人?フランチャイズ?どちらがいいのか

ペットシッターとして独立・開業するときは、個人とフランチャイズ2つの方法があります。

どちらで独立・開業すればいいのか悩みますよね。

ここからは、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

個人で開業するときのメリットとデメリット

まず、料金を自由に設定できることが個人で開業するときのメリットです。

安い価格設定で顧客を多く獲得するのか、少ない人数でも高い価格設定で収入を得るのか。

ビジネスの仕方を自由に決めることができます。

また、自分で自由な時間に働けることもメリットとしてあげられます。

土日祝日の出勤の有無、1日の労働時間なども全て自分次第です。

個人で開業するときのデメリットは、準備から顧客獲得まで全て自分でこなす必要があるということです。

自分が責任者となり率先して行動しなければいけません。

時間やお金の管理も全て自分で行う必要があるので、計画性がある人の方がいいでしょう。

フランチャイズで開業するときのメリットとデメリット

フランチャイズの場合は、親企業から指示をもらうことができます。

個人事業主のように自分で全てをこなす必要がありません。

親企業のノウハウがあるため、リスクが低いこともメリットです。

デメリットとしては、支払いが発生するので出費が大きくなることがあげられます。

個人事業主のように全ての売り上げが自分の収入になるわけではありません。

また、自分の意見が通らないことがあったり、親企業からの制約があったりと自由に働けない部分があります。

親企業の考え方や方針に共感ができる人は、フランチャイズ経営が向いていると言えます。

ペットシッターの開業には準備が必要!

ペットシッターとして独立・開業するために必要なことをご紹介しました。

ペットシッターの需要は年々高まっています。

手に職をつけたいという方には、非常におすすめの職業です。

新しく事業を始めるときは、誰でも不安になります。

必要な手続きもたくさんあって大変ですが、きちんと準備して独立・開業を目指してくださいね。